2024年03月04日
井上陽水「ラブレターの気分で」/花びらをつむぎながら・・・
「ラブレターの気分で」
♪ 薔薇の二文字は 花びらを
つむぎながらの 難しさ ♪
- - - - -
薔薇という漢字は確かに難しい感じ(笑)
それに加えて
花びらをつむぐ!?
花全体を使ってならフラワーアレンジメントだと思いますが
花びらだけをつむぐとなれば
そりゃ難しい
陽水さんはどんな作品をイメージしたんでしょうかね
難易度が一気に上がる
薔薇の二文字、文字の形に
花びらをつむいでいるイメージがオーバーラップしたのか
それとも、性的なことなのか
花びらから糸を引くイメージか
薔薇の花言葉は「愛」のようですので
花びらを差し出しても愛は難しい
ということか?
思い出した! 花びらといえば
♪ ぬめり輝く花びらの・・・ ♪
「紅すべり」
花びらは確実にそっち系で怪しい
やっぱり後者でしょうか
考え過ぎでしょうか
どっちに、つむいでも難しい(笑)
「ラブレターの気分で」収録アルバム『九段』
2024年03月03日
井上陽水「ラブレターの気分で」/想像してごらん、恐いけど恐いと同時にね・・・
『井上陽水 FILE FROM 1969』
Interview1998
井上陽水、『九段』を語る
「マルチミュージック」1998年6月
●ラブレターの気分で
ラブレターの効能を再検討してみてください。
相手の気持ちが
いつでも取り出して見られるという恐ろしい世界(笑)。
恐いけど、恐いと同時にね、
そういうことが全然残らない人生を想像してごらん。
気に病むことはなくなるかもしれないけど、
パサパサした人生だと思うよ。
大事なところで苦労を避けるとパサパサするという・・・
いい話だねぇ(笑)。
- - - - -
「想像してごらん」
「パサパサした人生だと思うよ」
陽水さんにしては珍しくメッセージ性の強いコメント
読み解くことが難しい曲の一つですが
コメントから想像すれば
要は、“恐がらずに恋しましょ!”という
陽水流表現でしょうかね
♪ 魔がさすのは 月夜の掟
トキメクけど 恥ずかしくないから
君の瞳が目に痛い
文字の形を とがらせて
ピカピカ磨いた ラブレターの気分で ♪
「ラブレターの気分で」収録アルバム『九段』
『井上陽水 FILE FROM 1969』
2024年03月02日
2024年03月01日
陽水「僕が、淫乱な女を求める要素」
『井上陽水全発言』
「井上陽水、井上陽水を語る」の項
blog「おじょうさんタイプではダメ」
blog「おじょうさんタイプではダメ」
■インタビュアー
なんとなく、マザー・コンプレックスふうだけど。
■陽水
なんか、僕は、母親というイメージがとてもあるんです。
・・・いろんな人の話を聞くと、
実際は自分の母親のことしか知らないんですけど。
たとえば、学校へ持っていく毎日のお弁当なんか、
なんだかんだいっても、やっぱり母親が作るでしょう。
そういうことも僕の母親はしなかったですね。
僕が自分で弁当詰めていって。
それから、明日遠足だからなにか買ってきて、
ということも許されない。
というと、変ですけど、
そこいらが期待できないような母親だったですね。
その辺のいろんなものが、
僕が、淫乱な女を求める要素に
なっているんじゃないかな。
- - - - -
ある意味、虐げられることに快的なもの感じる
いわゆるMを求めているのでしょうね
淫乱な女性の言葉や仕草、におい、雰囲気、風のようなものに
母親と重なるものがあると惹かれる
自由を求めながらも
不自由さが恋しい!感じでしょうか
陽水さんのテーマである“不条理”は
母親から来ている!
かもしれないですね
『井上陽水全発言』
2024年02月29日
陽水「曲の作り方を訊かれて」の例えが“今日の玉子焼きは・・・”
『綺麗ごと』
「第二章 愛のある食卓」の項
blog「曲を作る場所を訊かれて」続き■山際
何時ごろから?
■陽水
まちまちだけど、一番多いのが午後2時から6時ぐらい。
で、もう1パターンていうのは、
夜中の1時くらいから朝まで。
もう人知れずはげんでいるんだから・・・。
■山際
1日に1曲作るんですか?
■陽水
いやいや1曲はできないですよ。
僕の曲の作り方ってのはね、
何かメロディ―が浮かぶでしょう。
そうすると、それをカセットに録っとくのね。
それから、
“今日の玉子焼きは普通じゃない”
なんていう詩がいいと思うでしょ。
それもメモしとくわけね。
で、ワーッとメロディ―と詩がたまるでしょ。
ある程度たまったら合わせてくのね。
そうするとLPができる。
- - - - -
「“今日の玉子焼きは普通じゃない”
なんていう詩がいい」
と思うんですねいいっすねぇ~(笑)
ところで、“普通じゃない”玉子焼きというのが気になります
それは絶品なのか、はたまたとんでもないものか
なんとも想像逞しくさせる詩です
“普通”嫌いな陽水さんには
“普通じゃない”ものが自然寄ってくるのでしょう
「そうすると“普通じゃない”LPができる」
確かに『氷の世界』は“普通じゃない”
日本初のミリオンセラーアルバムですから
でも、それは“玉子焼き”からだとすれば
まさに“普通じゃない”(笑)
『氷の世界』
『綺麗ごと』
2024年02月28日
曲を作る場所を訊かれての陽水の答え
『綺麗ごと』
「第二章 愛のある食卓」の項
blog「『心もよう』曲タイトルで葛藤」続き■山際淳司
曲はどこで作るんですか?
■陽水
家です。
書斎が2部屋あってね、
ひとつはテレビ部屋。
- - - - -
ちょっとツッコミま~す!
2部屋と答える必要はないし
「ひとつはテレビ部屋」は質問には関係ないのに
わざわざ言ってる
ということは
「テレビ部屋」の話を広げて欲しかったんでしょう(笑)
なにせ、プロのテレビウォッチャーという
噂まであったようですから(笑)
そんなプロがあるのかわかりませんが
かなりの時間、テレビを観ていると
ご本人おっしゃってました
その話題が振られたら尽きなかったと思いますね
聞きたかったなあ(笑)
『綺麗ごと』
2024年02月27日
井上陽水『心もよう』曲タイトルで葛藤
『綺麗ごと』
「第二章 愛のある食卓」の項
■山際淳司
PLのタイトルや曲のタイトルは自分で決めるんでしょ。
■陽水
そうですね。例外はありますけどね。
『心もよう』って曲は、
僕がタイトルをつけたんじゃないですよ。
初めタイトルがなくて困っていたら、
“心もよう”がいいんじゃないかって言われて、
そうかな?って思ったけれど、
結局印税がいちばん多い曲になっちゃったね。
- - - - -
『心もよう』の曲タイトルは
ポリドールのディレクター多賀英典さんがつけたようです
(NHK『井上陽水 ドキュメント 氷の世界 40年/日本初ミリオンセラーアルバムの衝撃とその時代』でおっしゃってました)
■山際淳司
PLのタイトルや曲のタイトルは自分で決めるんでしょ。
■陽水
そうですね。例外はありますけどね。
『心もよう』って曲は、
僕がタイトルをつけたんじゃないですよ。
初めタイトルがなくて困っていたら、
“心もよう”がいいんじゃないかって言われて、
そうかな?って思ったけれど、
結局印税がいちばん多い曲になっちゃったね。
- - - - -
『心もよう』の曲タイトルは
ポリドールのディレクター多賀英典さんがつけたようです
(NHK『井上陽水 ドキュメント 氷の世界 40年/日本初ミリオンセラーアルバムの衝撃とその時代』でおっしゃってました)
「そうかな?」っていうのは
陽水さんに葛藤があったのかもしれませんね
シングルには「帰れない二人」が収録されることになり
陽水さんや若いスタッフは
「帰れない二人」をA面に推したが
最終的には、多賀さんの案
- A面「心もよう」
- B面「帰れない二人」
そういうこともあっての「そうかな?」かも
ただ、それが全面に出て欲しくないので
「結局印税がいちばん多い曲になっちゃったね」
と誤魔化した!?(笑)
勝手解釈です 失礼しました m(._.)m
シングル『心もよう』
『綺麗ごと』
2024年02月26日
陽水、“なんだかんだ言いながら、悩むの好きなんじゃないの”って言われて
『軽くて深い 井上陽水の言葉』
齋藤 孝
The Word/Ⅲ 「りきまずに生きるコツ」の項陽水さんは、ああ見えてけっこう悩み好きらしい。
「ときどきストレスとか悩みとか
ブーブー言ってはいるんですけど、
友だちとかに
“なんだかんだ言いながら、悩むの好きなんじゃないの”
って言われて。
つまり、ある程度の辛いとか悲しいとか苦しいとか
マイナス方向の世界に身を置くことが、
基本的に好きというか安心できるというか」
(『芸術ウソつかない 横尾忠則対談集』2001年)
ああだこうだと悩んでいる時間が他人よりは多いだろうし、
それがむしろマイノリティ的な優越感であるという。
そこから<悩み上手>というステキな言葉がでてきたのだろう。
<生まれつき僕たちは 悩み上手にできている>
(「長い坂の絵のフレーム」1998年)
- - - - -
「“なんだかんだ言いながら、悩むの好きなんじゃないの”」
「マイナス方向の世界に身を置くことが、
基本的に好きというか安心できる」
ということはですねえ
誕生から25才までの悩みを綴った“うれいの年表”を
そのまま<憂い>と受け取ってはいけない!
ってことですね(笑)
そうじゃないかなと思ってましたが
はっきりわかりました(笑)
「長い坂の絵のフレーム」収録アルバム『九段』
「うれいの年表」掲載『陽水ライヴ もどり道』
『軽くて深い 井上陽水の言葉』
2024年02月25日
陽水・坂本龍一対談「人間の価値観なんていい加減で、信ずるに足りない」
『綺麗ごと』
「第二章 愛のある食卓」の項
blog「どこらへんをなでられると・・・」続き
■陽水
正しい人が正しい角度でなぜてくれると、
やぱりいいね。
やぱりいいね。
■坂本
そういうもんみたいね。
ただ、お金に関してはほめられたり、
けなされたりするというのは、
わりと気持ちも悪いことがあるね。
お金に関しては、
いつも後ろめたさとか恥ずかしさを感じちゃうのね。
■陽水
それはどういうことなのかな。
お金について言えないというのを、
このままいこうということなの?
それともなんで言えないんだろうということなの?
■坂本
少なくとも、そういうお金に対する
異常なまでのシャイネスというのは、
自分で不愉快ではないよね。
■陽水
異常なまでのシャイネスというのは、
異常なまでの執着でもあったりするんだけど、
そんなことでもない?
■坂本
執着か。
もしかしたらあるかもしれないけど、
執着したくないということで、
ほとんど全部終わっちゃってるのね。
歴史的に見たら、人間の価値観なんていい加減で、
信ずるに足りないものだと思う。
- - - - -
坂本龍一さんの
「人間の価値観なんていい加減で、信ずるに足りないもの」
という言葉が印象的ですが
陽水さんも、近いことをおっしゃってます「人間はね、どうせめちゃくちゃだから」
(参考「典型的AB型は、陽水」)
極めた人は
このような崇高なところまでいくんでしょうかね(笑)
『綺麗ごと』
2024年02月24日
作詞井上陽水、作曲布袋寅泰「アンチヒロイン」/歌入れに3年も
『井上陽水 FILE FROM 1969』
Interview1998
井上陽水、『九段』を語る
「マルチミュージック」1998年6月
●アンチヒロイン
布袋寅泰君に歌詞を渡して書いてもらいました。
すごく短いし、繰り返しもなくて大変だったろうと思うけど、
なかなかいい感じに仕上げてくれました。
布袋君のギターはやっぱりすごいよね。
コーラスもいい雰囲気だし。
特に、イントロから歌の始まるあたりまでの
空気感はさすがだなぁと。
でも難しいよ、この歌(笑)。
歌入れに3年かかった。
- - - - -
イントロは約42秒
間奏も約42秒
最近の若い人の曲にはイントロがないらしく
タイパがいいと言うことのようです
確かに私も若い頃は
曲は歌っている箇所だよね!と思っていました
でも、最近は歌詞、歌詞と言ってると疲れちゃって(笑)
イントロとか間奏とかエンディングとかで
体の揺らし方とか乗せ方とか
そういうのを求めちゃってますね
「アンチヒロイン」では
布袋さんのギターに自然乗ってる自分がいますし
コーラスもぴったり
「アンチ」とタイトルの3文字見ただけで
耳に流れてくるほどの強烈なインパクトある曲
だから陽水さんでも「歌入れに3年」もかかったんでしょうか
布袋さんスゴイ
「アンチヒロイン」収録アルバム『九段』
『井上陽水 FILE FROM 1969』
2024年02月23日
陽水・坂本龍一対談「どこらへんをなでられるといちばん気持ちがいいの?」
『綺麗ごと』
「第二章 愛のある食卓」の項
■陽水
どこらへんをステキだなというか、
どこらへんをなでられるといちばん気持ちがいいの?
■坂本龍一
ウーン、同じことを言われてほめられても、
男に言われるのと女に言われるのでは、
ずいぶん違うよ。
■陽水
全然違う、うーん。
■坂本
まあ、男でもいろいろあるけどね。
ほめてほしくない人とか、
ほめてほしい人とか。
■陽水
僕が考えられるのは陳腐なことだけど、
いい音楽作ってますねとか、
ステキなお体ですねとか、
立派な収入ですねとか、
いろいろあるけど、
そういう意味でどのへんの触られ方が
いちばん気持ちいいのかな。
■坂本
あまり考えたことなかったけど・・・・・・。
ウーン、井上さんの場合は?
■陽水
質問しておきながら言うのも変だけれども、
やっぱりそれはもう、
相手によるんだね(笑)。
■坂本
そうでしょう。やっぱりね。
- - - - -
「どこらへんをなでられるといちばん気持ちがいいの?」
「どのへんの触られ方がいちばん気持ちいいのかな」
この言葉だけを拾うと、ちょっと怪しい(笑)
「気持ちいい」ところを、もっと深く知れれば
ご本人へお近づきになれるんでしょうけどね
逆に、ファンは曲を通じてお二人から
「気持ちいい」ところを触られ放題(笑)
『綺麗ごと』
2024年02月22日
陽水「僕らの年代の応援歌」
『井上陽水 FILE FROM 1969』
Interview1998
井上陽水、『九段』を語る
「マルチミュージック」1998年6月
4~5年前からできてた曲なんだけど、
今回のレコーディングで俗に言う
「サビ始まり」に変えてみたり、
平井夏美さんに協力してもらったり。
僕らの年代の応援歌みたいなものが作れないか、
っていうことが基本にあって。
1000ジュゴン?
ジュゴンが1000いるってことです(笑)。
- - - - -
♪ なつかしい歌よ友よ最新伝説 ♪
サビ始まりのこの箇所は「僕らの年代の応援歌」
そうかもと思いますが
他の歌詞を「僕らの年代の応援歌」として
理解するのは凡人は難しい
発想を変えて、意味にとらわれず
軽快なメロディと見慣れた歌詞のパレード
それでいい
考えても答えはでそうにない
いや答えを出そうとするのがいけないよ
という応援歌でしょうか
「1000ジュゴン?
ジュゴンが1000いるってことです(笑)」
ただそれだけなのに考え過ぎていませんか?
勝手解釈です m(._.)m
ただそれだけなのに考え過ぎていませんか?
勝手解釈です m(._.)m
参考blog
「恋する人魚の最新イメージ?」
「はじまりは「最古のニュース」?」
「最新伝説」収録アルバム『九段』
『井上陽水 FILE FROM 1969』
2024年02月21日
陽水「先駆者って、いつの時代でも評価していい」野茂英雄
『井上陽水 FILE FROM 1969』
Interview1998
井上陽水、『九段』を語る
「マルチミュージック」1998年6月
●英雄
伊良部とか長谷川とか、だんだん大騒ぎになって。
でも、一番最初に行った人ってすごいことだなぁと思ってね。
タイムリーな話題じゃないという意見もあったけど、
そういうことではなく永遠にすごいんじゃないかと。
先駆者って、
いつの時代でも評価していいんじゃないかという気持ちです。
今年の野球?
ん~やっぱり阪神にがんばってほしいけどね(笑)。
- - - - -
メジャーリーガーといえば
今は、大谷翔平選手が注目されていますが
その道を大きく切り開いた先駆者といえば
野茂英雄選手
曲タイトルにその名前を使っていますから
間違いないでしょう!
当時は私も大・大・大興奮
というのも出身地が同じの超ご近所さん
残念ながら面識はありませんが(笑)
そして、先駆者といえば井上陽水さん
真似できない独特の切り口から
私たちの記憶に深く刻み込まれています
多くの曲が名曲として歌われ続け
たくさんのアーティストにカバーされていることからも
「いつの時代でも評価」されていい存在であることは
言うまでもありません
しかし、陽水さんは阪神ファン?
当時、セリーグでは二強三弱一番外と言われたと思います
その一番外がずっと続いていた暗黒の時代でしたからね
暗黒、闇がやっぱりお好きだったんでしょうか(笑)
「英雄」収録アルバム『九段』
『井上陽水 FILE FROM 1969』
2024年02月20日
陽水「きっといろんなものがなくなっていった」
アナログオーディオ&ゆとりライフマガジン『analog』
特別ロングインタビュー
blog「耳もバリバリ、感受性も完璧」続き
blog「耳もバリバリ、感受性も完璧」続き
昔はテープに16、24チャンネルとかあって
レコーディングをやっていました。
ビートルズの時は4チャンネルで、
それをミックスの時に重ねていったり。
ところがプロトゥールスが出て
無限にいくらでも入れられることになったんです。
とっても便利になったということは、
何かがなくなっているということ。
時代の流れによって
コンピューターにしてもCDにせよ、プロトゥールスも、
非常に便利になってコンパクトになったけど、
きっといろんなものがなくなっていったんだろうなぁ、
って思います。
でも大きな時代の流れで、
逆らうわけにもいかない。
だからレコーディングしている時に、
どこか虚無感というか喪失感、
ないものねだりというか、
自分の青春は美しかった的な話になるんですが、
そんな思いが強いですね。
- - - - -
「どんなサウンドでリスナーに届けようと、「すごく音楽を楽しめるいい音だったんだろうな、
それは自分が十代で、
音に貪欲だったし、好奇心もあって、」
(blog「耳もバリバリ、感受性も完璧」)
(blog「耳もバリバリ、感受性も完璧」)
音の表面だけではなく
裏に流れるミュージシャンや関係者の想い、高揚、葛藤など
そういうものをぶつけ合う機会がなくなっていった
と感じているのでしょうか
「言葉にこそ人格が表れる」
「自分の中にある本質を揺さぶられます」
(blog「先人たちの底力 知恵泉 伊丹十三」)
伊丹さんの言葉を使わせてもらえば
“音にこそ人格が表れる”
そして、ぶつけ合うことでいろいろなものが混ざり合う
そこに人が揺さぶられるもの、本質があるのかもしれません
世代や時代が変わっても長く評価される作品には
『季刊analog』2016 AUTUMN vol.53
2024年02月19日
陽水の純愛。
『綺麗ごと』
「第二章 愛のある食卓」の項
blog「ある時はミュージシャン、ある時は・・・」続き■林
ところで、奥さんと今でも純愛は続いていますか?
■陽水
ええ。
■林
ワッ、スゴイ!
たとえば、どういう時に純愛をお感じになりますか?
■陽水
そうですね、例えば納豆をまぜているとき。
■林
納豆以外では?
■陽水
僕はお酒を飲むと、
アイスノンをおでこにのせて寝ちゃうんですが、
そこに巻かれたタオルを見た時――。
- - - - -
「納豆」「アイスノン」
ほのぼのとした夫婦の純愛が窺える
とても素敵なエピソードです
いいっすねぇ~
そうなんですが
別に反抗しているわけでもないんですけど
先日のblog
「好きな女性のタイプ」
「おじょうさんタイプではダメ」
を思い出すと
ふり幅があまりにも大き過ぎてついていけない(笑)
これが井上陽水
これが人間なんだ
と言われればそうなんですけど
この刺激がクセになり、病みつきになります(笑)
『綺麗ごと』