心地よさ・癒し

2023年09月24日

陽水「こういう感じのバーだったら・・・」


『井上陽水 FILE FROM 1969』
Interview2002
『音楽とスタイルを語る』
「BRIO」2002年9月号 取材・文/加藤ゆかり
blog「ビートルズのギター「ええっ、こんな・・・だった?」続き
  
■インタビュアー
バーでは流れている音楽は気になるほうですか?
 
■陽水
音楽を理由に酒場を選ぶことはありませんけど、
そう言えばこのあいだ、
佐世保の基地の近くの外人バーに行きまして。
その店では古いレコードを古いステレオでかけていましたけど、
凄くいい音で、
こういう感じだったら音楽を聴きたくて
バーに行くかもしれないと思いました。
日本に35年くらい住んでいる元米兵がマスターでね。
 
- - - - -
最近の陽水さんの動静が雑誌の記事になってましたけど
ひょっとしたらこういう感じのバーで
一人ゆったりと時間を過ごしているのかもしれませんね
 
よし、陽水さんの行きそうなバーを探し当てるんだ
みたいなことはしませんし
私も陽水さんと同じ人見知りで
知らない人とのおしゃべりは得意じゃない上に
お酒も強くないんですけど
こんな雰囲気のバーがあるといいっすねぇ
 
レコードをかけてくれるバー
マスターと会話もしていないのに
陽水さんの曲をかけてくれれば入り浸っちゃうかも(笑)
マスター「陽水ファンのにおいがして!」
私「そうですか、マスターも陽水お好きですか!?」
勝手な妄想でした
失礼しました m(._.)m
 
 
『井上陽水 FILE FROM 1969』
 


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2023年09月13日

齋藤孝「意味のあるわからなさ」を持った歌詞に、私の脳は心地よくかきまわされた

 
『軽くて深い 井上陽水の言葉』
齋藤 孝
プロローグ
「井上陽水の「脳を刺激する」言葉力」の項
blog「まるでホラー映画のワンシーンのような陽水ワールド」続き
 
東京に出てひとり暮らしをするようになると、
いよいよその音楽に浸るよおうになる。
エッジの立った言葉、
「意味のあるわからなさ」を持った歌詞に、
私の脳は心地よくかきまわされた。
 
- - - - -
「意味のあるわからなさ」に“心地よく”かきまわされた
そうですよね
わからないというのは普通モヤモヤして心地悪いですが
陽水さんの曲の場合“心地よい”
不思議の極み
たとえば
「氷の世界」
♪窓の外ではリンゴ売り
声をからしてリンゴ売り♪
これでコンサートでは心地よく踊れる(笑)
 
また、“意味のないわからなさ”もある(笑)
「渚にまつわるエトセトラ」
♪止まり木に あのハリソン フォード♪
意味のなさそうで、やっぱりわからない
こちらもコンサートでは踊れる上に
Drums 山木さん、Keyboards 小島さんの雄叫びは
究極の“心地よさ”(笑)
(参考「ファン必見!山木秀夫・小島良喜の雄叫び」)
 
「意味のある、なし」は陽水さんしかわかりませんが
一つ言えることは
やっぱり、陽水さんの曲は“心地よい”
 
 
「渚にまつわるエトセトラ」収録DVD『THE PREMIUM NIGHT 昭和女子大学 人見記念講堂ライブ』

 
『軽くて深い 井上陽水の言葉』

 


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2022年12月11日

石田ひゅーい、井上陽水MYBEST「長い坂の絵のフレーム」


pen 5/1・15合併号 2020 №495
完全保存版
「井上陽水が聴きたくて。」
各界のファンが語る、「この3曲が好きな理由(わけ)」
 
選者 石田ひゅーい(シンガーソングライター)
 
MY BEST 3
1 長い坂の絵のフレーム
2 5月の別れ
3 氷の世界
  
陽水を掘り下げるきっかけになった
「長い坂の絵のフレーム」
 
「ピアノとボーカルというシンプルな構成がとても叙情的で美しい。
陽水さんのシニカルでユーモラスな言葉選びや、
歌の浮遊している感じが好きです。
孤独にそっと寄り添うような歌詞の世界と、
深いリバーブがかかったサウンドがとても心地よく、
ずっと聞いていたくなりますね」
 
- - - - -
「長い坂の絵のフレーム」
石田ひゅーいさん、そう!
 
ただ、ひゅーいさんの言葉を借りれば
「浮遊している」のに「深い」
うん? 不思議な取り合わせ
歌詞のこととサウンドのことをいっているんだけど
それでも、一見、相容れなさそうなものを
融合させて曲にする
これぞ井上陽水!ですね
 
 
「長い坂の絵のフレーム」収録アルバム『九段』
 
pen 5/1・15合併号 2020 №495
完全保存版
「井上陽水が聴きたくて。」 

 

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2022年08月07日

「瞬き」/タモリ:みんな「あぁ、よかったんじゃないの?」というような気持ちにさせるんです

 
pen 5/1・15合併号 2020 №495
完全保存版『井上陽水が聴きたくて。』
 
「旧友・タモリが語る、天才・陽水の知られざる顔。」
blog「タモリ激白、「(陽水)底抜けに明るい・・・」」続き
 
その際に、
「じゃぁ、ついでにエンディングもつくりますか?」と、
陽水が自分から言い出してつくってくれたのが「瞬き」という曲です。
僕には旅情や叙情的なものがまったく出せないんですよね。
でも、最後にあの曲が流れると、
みんな「あぁ、よかったんじゃないの?」というような気持ちにさせるんです。
この曲にはすごく助けられていますね。
 
- - - - -
『ブラタモリ』
「僕には旅情や叙情的なものがまったく出せないんです」といってますが
ある意味、そこがいいですよね
ブラ=旅というイメージから少し離れて
その土地の地質から地理や歴史を紐解いていく
軽妙なトークとともに
タモリさんのちらっと覗く博学さに魅かれ
こんなブラブラ、いいなと思わせてくれます
陽水さんの「瞬き」も
番組コンテンツに直接オーバーラップしてはないけど
視聴者の頭の中のイメージに、はまってるんじゃないでしょうか
「みんな「あぁ、よかったんじゃないの?」というような気持ちにさせる」
 
いろいろな意味で、つかず離れずの関係、最高です!!
 
 
「瞬き」収録アルバム『UNITED COVER 2』

 
pen 5/1・15合併号 2020 №495
完全保存版
「井上陽水が聴きたくて。」 

  


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2022年05月11日

井上陽水「瞬き」~不思議な目で一瞬、瞬かれた(笑)

 
「瞬き」
ひとときの夢を
瞬いてみせて
 
- - - - -
陽水さんの曲で
気分が高まって、やる気がモリモリ出てきた~、やるゾー!
というのは、ご本人も言っているがない
(人によってはあるかもしれないが…)
 
でも、気持ちが安らぐ曲がある
私事だが
今日なんか、誤解されていいことはないし
思い通りにいかないことばかりで
気分が落ちていたが
電車の中、イヤホンを通してかかった
「瞬き」
リズムやメロディ、陽水さんの声で
肩の力が抜けて楽になった~!
浸っていると
たぶん、曲にあわせて身体も揺れていたのだろう
乗り込んできて前に座った若い女性2人に
不思議な目で一瞬、瞬かれた(笑)
でも、そんなのかんけいねぇ~的に
ひとときの夢のような時間を楽しんだ
 
 
「瞬き」収録アルバム『UNITED COVER 2』

 

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2022年04月22日

陽水「少年時代」風あざみ以外にも、厳密に言うとおかしいことが起きている

 
pen 5/1・15合併号 2020 №495
完全保存版
「井上陽水が聴きたくて。」
陽水好きの人気作詞家が、歌詞で選んだ「ベスト10」
いしわたり淳治
 
「少年時代」もふわっとした曲ですよね。
・・・
夏の歌なのに《永い冬》が出てくるし、
蝉が鳴いていそうな雰囲気なのに設定は夜で、
厳密に言うとおかしなことが起きているけど、
気にならない。
頭の中にノスタルジーが沸き上がって、
あの声の説得力とメロディの高揚感に
覆い尽くされそうになる。
 
- - - - -
“厳密に言うとおかしなことが起きているけど、”
確かに、おかしい
ただ、“厳密に言”っちゃダメ!
整合性をとって矛盾なく
誰が聴いてもわかりやすく筋を通して
なんてことは陽水さん考えてない(と思う)
なのに、“気にならない”
逆に気持ちよくなっちゃう!
厳密に言うと超不思議なことが起きているけど、(笑)
 
 
「少年時代」収録アルバム『GOLDEN BEST』
 
 
 
pen 5/1・15合併号 2020 №495
完全保存版
「井上陽水が聴きたくて。」 

 


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2022年03月31日

井上陽水「真珠」ブラジル(ポルトガル)語で歌う!?

 
『井上陽水 FILE FROM 1969』
Discs 1994
『永遠のシュール』
 
日本語のいわゆる50音が、こんなにぜいたくなものだったなんて。
井上陽水の歌を聞いてときどきそう、目ウロコすることがある。
 
「真珠」♪宝石の魅力は完璧なシャドウかな♪の語尾が、
“なゥ”と二重母音に聞こえるのがブラジル(ポルトガル)語みたいだな~
・・・
要するにヴォーカルに微妙な音がいろいろ含まれていて
「気ン持ちよか~」状態にはまってしまっていた、
とまあ、そういいたかったわけである。
 
真保みゆき 「ミュージック・マガジン」1994年11月号
 
- - - - -
陽水さんが意図して
微妙な音を入れて歌っているのかどうかはわからないが
確かに「気ン持ちよか~」
その通り!!!
他の曲も含め歌詞もステキだが
陽水さんの特徴は
聞いていて「気ン持ちよか~」こと
癒される
何度も気持ちが楽になったことか
 
 
「真珠」収録アルバム『永遠のシュール』

 
『井上陽水 FILE FROM 1969』
  



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2022年02月04日

陽水「眠りにさそわれ」左から 『二色の独楽』ver. 右から『ガイドのいない夜』ver.

 
「眠りにさそわれ」 『二色の独楽』ver.
「眠りにさそわれ」 『ガイドのいない夜』ver.
 
- - - - -
『ガイドのいない夜』ver. は
クリアな歌声と演奏なので
眠りにさそわれる感じは
柔らかに聞こえる『二色の独楽』ver. かな
 
『二色の独楽』ver. のテンポは速く
ゆったりめの『ガイドのいない夜』ver. の方が
眠りにさそわれるにはいいかな
 
この聴き比べ
左耳から『二色の独楽』ver
右耳から『ガイドのいない夜』ver
同時にしてたら
 
夜中じゅう目が冴えて
「眠りにさそわれ」るどころじゃない
どうしてくれるんですか、陽水さん!? (笑)
 
皆さんもお気をつけて
この曲のこんな比べ方しちゃダメだよね
 
 
「眠りにさそわれ」収録アルバム『二色の独楽』

 
「眠りにさそわれ」収録アルバム『ガイドのいない夜』ver

 

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2022年01月14日

ロバート・キャンベル「陽水の言葉の世界、どうしてもつかめないものをつかもうとしている愛おしさ」

 
pen 5/1・15合併号 2020 №495
完全保存版
「井上陽水が聴きたくて。」
 
深読みすればするほどハマる、リリックの魔力。
ロバート・キャンベル
 
『井上陽水英訳詞集』にふれ
装丁にアート写真家の横田大輔さんの作品
アナログフィルムで撮影した写真を
何百回もスキャナーにかけて劣化させたもの
時間の堆積のようなものが質感として現れていて
陽水さんの言葉の世界と共振していると
 
「どうしてもつかめないものを、
いつもつかもうとしているような感じがして。
そこにはなにかをつかもうとしていること
そのものの、愛おしさもあるんです」
 
- - - - -
そうなんですよね
つかみどころがない
それが陽水さんの詞
追っても、わからない、どうしようもないと知っていても
追ってしまう
悲しいかな人間の性
このblogは、正にそのもの
悲しい運命なんです (笑)
 
でも、愛おしいものが近くにあるって
抽象的な言い方ですけど
安定する
心が折れそうなとき救われる
 
悲しいんだけど救われる
この妙、対も、陽水さんが創り出す独特の世界
 
 
『井上陽水英訳詞集』
ロバート・キャンベル

 
pen 5/1・15合併号 2020 №495
完全保存版
「井上陽水が聴きたくて。」 

 



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2021年12月23日

コロナ禍、陽水の声でゆっくり癒されたいクリスマスソング

 
『クリスマス』(CHRISTMAS)
1976年11月10日リリース
井上陽水・小室等・吉田拓郎・泉谷しげるによるオムニバスアルバム
 
陽水さん単独で歌っているのは次の3曲
  • 夏願望(作詞・作曲:井上陽水)
  • WHITE CHRISTMAS(作詞・作曲:IRVING BERLIN)・・・‎ビング・クロスビーで有名な曲のカバー
  • メリー・クリスマス(作詞・作曲:井上陽水)
 
- - - - -
クリスマスのこの時期
(私自身の子が小さかったときは別として)
特に意識することなく過ごしてきたが
コロナ禍によるものだろうか
クリスマスで癒されたいな!と思う今年
クリスマスソング
陽水さんの声でゆっくり楽しみたい
 
アルバム『クリスマス』リリース当時
「なんだ、小室等・吉田拓郎・泉谷しげるも入っているのか
嫌だなぁ、買うの止めとこうかな」と思って
結局手を出さなかった
包容力がなかったんでしょうね (-_-;)
クリスマスという
多くの人が心豊かに過ごす時期なのに
ヘソ曲がってるんでしょうね
誰かさんに似て (笑)
 
 
井上陽水・小室等・吉田拓郎・泉谷しげるによるオムニバスアルバム『クリスマス』

 
陽水さんのみのセレクション3曲の入っているアルバム集『NO SELECTION』
no selection






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2021年12月19日

陽水、“気持ちいい”にちょっと触れる曲づくり「土曜日は晴れた」

 
「土曜日は晴れた」
 
午前中 青空の彼方に
 
誰でも 青空のどこかへ
 
- - - - -
♪ 午前中 ♪
♪ 誰でも ♪
陽水さんの持ち味の高音域を使って歌う
その中でも次の黄色の箇所
ごぜんちゅう あおぞらの
だれでも あおぞらの
さらに高音に上げるが
上げ過ぎない上げ方・・・不自然過ぎない不自然
そのあとの戻し方・・・不自然のあとの自然
気持ちいい
 
人の“気持ちいい”にちょっと触れる曲づくり
陽水さんの裏にある隠れた天才的な才能
 
 
「土曜日は晴れた」収録アルバム『永遠のシュール』

 

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2021年11月12日

「決められたリズム」陽水の歌声にピアノ~シンプルな構成が響く響く

 
「決められたリズム」
 
声をそろえて ピアノにあわせ
大空に歌声 決められたリズム
 
- - - - -
陽水さんの歌声にピアノの音色
シンプルな構成が響く響く
 
想い出がよみがえる歌詞に
感動を覚えつつ
当時はそれほどの高ぶりもなかった
卒業式
もう一度やってみたい
還暦を前にして
思う思う
 
私は「決められたリズム」流れると最高
 
大人になってからのもう一度の卒業式
あっていいんじゃないかな 
 
 
「決められたリズム」収録アルバム『カシス』

 

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2021年11月11日

陽水、なんだろうこの優しく落ち着く感じ「土曜日は晴れた」

 
「土曜日は晴れた」
 
遊びつかれた僕達は
並んで帰り道
また夢の中
 
- - - - -
なんだろう
明るい曲ではないし
バラードでもないし
わかりやすい歌でもないし
なのに、この優しく落ち着く感じ
 
スローなテンポから
かすかな高揚感あるメロディ
陽水さんの声が醸し出す包容感
転んで疲れを感じながらも
夢見る
子供の頃のかくれんぼ
AメロからBメロへの展開がクセになる
 
そして、この曲調というか、発声というか、語調、口にあうのは
どようび(土曜日)
なんじゃないか
 
 
「土曜日は晴れた」収録アルバム『永遠のシュール』

  


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2021年09月09日

井上陽水「記憶」~私のマインドフルネス曲

 
「記憶」
 
今日は予定がなかったのに
せわしく歩き続けて8千歩
「なにをそんなに急いでいるの?」と
自分に問い語りかける
が、仕方ない
ゆっくり出来ない質(たち)
 
7千歩近くきただろう
そのときに流れた
「記憶」
 
リズムといい、メロディといい
陽水さんの歌声といい
♪ 私に遠く語りかける ♪
何をということではなく
ただただ、私に優しく語りかける
私のマインドフルネス曲
 
 
「記憶」収録アルバム『NEGATIVE』

 


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2021年04月18日

最初から最後まで、タイトルまでも“対”~「長い坂の絵のフレーム」井上陽水

 
「長い坂の絵のフレーム」
 
手紙ばかり書いている ありふれた想い出と言葉ばかり・・・
夢見がちな子どもたちに・・・
 
デパートで孤独な人のふりをして・・・
満ち足りた人々の・・・

誰よりも幸せな人
訳もなく悲しみの人
 
- - - - -
最初から最後まで
陽水さん特有の“対”表現
 
リアルな歌詞でありながら
ゆったりした曲調でほっこりする
そこも素晴らしい!
これも対
 
そして、タイトルもそう
「長い坂の絵(の)
フレーム」
主役の絵と脇役のフレーム
 
 
「長い坂の絵のフレーム」収録アルバム『九段』

 

yi_gaku at 21:39|PermalinkComments(0)
こんな方にお勧め!
陽水を聴き歌い、陽水に驚愕し享楽す、陽水の発想と表現その独創的な世界触れてみませんか。あなたをきっと豊かに強くする。「陽水研究」人気者になるか、変人扱いされるか。だけど、変わっているからこそ面白い。だから陽水!
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